本日はレッド・ウィング 2268の修理例のご紹介です。
ー Before ー
カスタムされたビブラム#2021から、ビブラム#7124「通称シャークソール」へのオールソール交換です。
ダブルステッチからのオールソール交換でしたので、ウェルト交換も併せて必要でした。
ー After ー
○オールソール交換 Vibram#7124 Black シングルミッド ¥15000(+tax)
○リウェルト ¥10000(+tax)
見た目のインパクトからは想像もつかない履き心地の良さを持つシャークソールはグリップ力と耐摩耗性に優れたソールです。
フマズ部分からヒールまでEVA素材のハーフスリップが入るのでクッション性もあり、歩行時に屈曲しやすいよう設計された凹凸したソールパターンのクセになるような歩き心地が人気です。
Russell MoccasinやGeorge Cox等、多くのシューメーカーに純正採用されるソールのひとつです。
ーBeforeー
ーAfterー
以前の修理でスチール抜きが施されており、つま先部分に経年による型崩れが見られました。
今回お客様から以前のようなエンジニアブーツ本来のつま先の形に戻したい。というご要望を頂きましたので、今より強度のある先芯を入れることでスチールトゥ特有の丸みを持ったつま先に仕上がりました。
本来、安全靴とされるエンジニアブーツの多くにはつま先にスチールトゥが採用されています。しかしタウンユースにおいてその重さや、野暮ったさが気になる方も多くいらっしゃいます。そこでスチールを抜く事で重さが解消され、軽くなって歩きやすくなります。
また程よい強度の先芯を入れる事で、履き込んだ時にヴァンプが沈みヴィンテージのエンジニアブーツに見られるような薄いつま先のクラシックな雰囲気にカスタムする事も可能です。
スチール抜きにはリウェルトの作業工程が必要となりますので、ウェルト交換が必要となったタイミングがオススメです。
『ECHOES』では、リペア、カスタムを通してお気に入りのブーツをより楽しんで履いて頂けるよう、きっかけになればと考えております。
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